香港大学MBA留学 2ヶ月経過、ダイバーシティとストレス・時間管理

香港大学へ留学して2ヶ月が経ちました。

相変わらず授業や課題に追われ、食事と睡眠、適度な運動以外は机に向き合っています。時間が勿体ないので、カフェや大学にも行かず家で勉強するようになりました。そして1ヶ月くらい我武者羅にやっていたら常に勉強しているのが苦ではなくなりました。

2ヶ月の感想を一言で言えば、辛いけどためになっていると思います。

そして授業は机上の空論ではなくかなり実践的です。例えば、グループで期限内に資料を纏めて発表する流れは仕事と同じような緊張感があります。授業のおわりにはグループメンバー同士のみならず、生徒と教授もお互いに評価をします。

 

今回は、ダイバーシティとストレス・時間管理という観点で整理してみます。

 

ダイバーシティの難しさと重要性

プレゼンテーションの準備でグループワークをしているときに困難は訪れました。グループには会計士のインド人や実業家の香港人などがいました。

まず感じたのはゴールまでの時間管理の違いです。個人的な社会人経験から言うと、本番が近い打ち合わせの前に資料が準備できていないことや、直前で資料を大きく変更することなど信じられませんが、そのようなことが起こります。

3週間前に準備した資料を発表の直前で変更されたことについては口論になってしまいましたが、どんなときでも冷静でなくてはいけないことを学びました。

特にクラスメートは年齢や経歴、その他のバックグラウンドが違ってもフラットな関係であるべきで、日本の常識は世界の非常識であったりします。そのような環境で自分の常識を振りかざしても相手にされません。

逆に議論となると反応は早く、10分程度でプレゼンの方向性やストラクチャーが決まります。内容が浅すぎるのではないかという葛藤もありますが、MBAの授業では時間をかけてパーフェクトを目指すのではなく、効率的に70点を取りにいくことが重要であると感じました。

 

もう一点付け加えると、日本人の感覚だと本番数日前にある程度の準備ができていないと不安になりますが、他のメンバーはわりと提出直前に資料作りを始めます。確かに、頭が整理しきってから作業をするのがやり直しも少なく効率的なのかもしれませんね。

少なくとも、期限を過ぎることはないので流石だと思いました。

 

ストレスや時間との付き合い方

英語力が足りず授業が聞き取れない、内容がわからず発言ができない、結果的に予習や復習に時間がかかりすぎる、時間がなく土日もずっと勉強している、理由はわからないがなかなかグループを作れない、時間がないので調査を深堀できない、十分な睡眠が取れないなど、多くのストレスがあります。

実感としてはフルマラソンに似ています。フルマラソンでは所定の時間内に完走できそうにない参加者はペースメーカーに抜かされた時点で失格になります。

MBAも次々と新しい課題がやってきて、準備を開始できるのは提出期限の数日前だったりします。勉強のペースを緩めるとすぐに授業についていけなくなります。

不器用なのでとてもうまく対処できているとは言えませんが、最低限余裕がないときにストレスを周りにぶつけて嫌われないようにしなくてはいけません。

総じて英語力が足りないことに起因しているように思いますが、人より倍以上の時間がかかることも覚悟して、できる限り時間を確保するようにしています。例えば、面接対策の授業や大企業とのシェアリングイベントは優先順位が低いので全てパスしています。

とにかく授業が疎かになると学びが薄くなるだけでなく、グループワークでも迷惑をかけてしまうので時間の使い方には注意しています。

一番頭を悩ませたのは、課題が全く終わっていないのに大学主催のパーティに参加しなくてはいけなかったときです。

ネットワーキングは授業と同様に優先順位の高いイベントですが、授業そっちのけだと本末転倒です。全てのイベントに参加する必要はないと思いますが、少なくとも授業の合間や昼休みなどはクラスメートと余裕のある会話をすることは勉強より大切な気がしています。

よって、課題も適当ではなく、適度に力を抜いてやるのが大切だと思いました。

 

さいごに

実際にやってみるまで実感が湧かないものですが、日本ではなかなか感じられないスピードで物事が進むので、全てのベースとなる相応の英語力が必要であることは間違いなさそうです。

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