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香港大学MBA留学 香港での暮らし

2021年7月に香港入りして早いもので半年が経過しました。

久しぶりの一人暮らしも安定してきたのでこの機会に香港大学のMBA留学生として、香港の暮らしぶりや生活費のことなど整理しておきます。

 

治安

2019年に約100万人ほどいたデモの参加者は香港国家安全維持法の制定に伴い殆どいなくなりました。恐らく、一国二制度の猶予期間が終了する2040年頃までは大きなデモは起こらないのではないかと思いますが、いつ何が変わるかわかりませんのでその辺りは地政学リスクとして把握しておく必要があります。

日本やシンガポールと同様に犯罪率の低さは世界トップレベル。夜道を歩いていても危険を感じることはほぼありません。

ただし、香港人は少しせっかちな印象があるので、外を歩くときは気をつけてください。通行人のことはお構いなしにタクシーやバスが走るのでヒヤッとします。

裏を返せば、スピード感があり社会人・ビジネスパーソンとして洗練された人が多い印象です。

 

衣食住

まず一番の固定費である家賃ですが、香港大学MBAは金融街の近くに位置し、HKUSTやCUHKと比べ家賃相場は高いです。MBA生は学部生と違ってメインキャンパスでの授業はありません。

然しデモが起こって以降香港を離れる個人や企業も多く、家賃は下落トレンド。一説によれば、良いローカルエージェントを見つければ月4000香港ドル(約6万円)で住めるところもあるようです。

※一人暮らしで10万円以下の物件は10平米程度で洗濯機もないようなところが一般的です。

私は同級生にCity Loftというローカルエージェントを紹介してもらいました。家賃は家具家電付き(電気代別)で6000香港ドル(約9万円)です。狭いですが、同級生が住んでいるところと比べても最安値です。更にクレームなどはWhatsAppですぐに対応して頂けるのでオススメです。

因みに、香港大学はMBA生向けの寮は1つだけで6700香港ドルと高く、周りに何もなく狭いのでお勧めしません。大学からの補助もありませんし、契約期間は11ヶ月と決まっていて途中で変えることができません。

初めはホテルやAirb&bなどを利用して1ヶ月程度クラスメートなどから情報収集をして決めるのが良いのではないかと思います。私の場合はエージェントにお願いして契約期間を1ヶ月(通常は6ヶ月以上)から始めて頂けたのでラッキーでした。

 

次に食事ですが、私は日に1食か2食しか食べないことと、思ったより食費が高くないので月5万円程度で済んでいます。初めて香港に来て驚いたのは輸入関税がかからないので、日本製品はそれほど割高感がありません。

しかし、日本食は最高級品として認識されているので、外食はどこに行っても高いです。

私は大学から徒歩10分くらいのSai Ying Punというところに住んでいるので基本的には大学で食事を済ませるようにしています。例えば、ローカルフードである燒味(ご飯にバーベキューポークやチキンがのったもの)であれば最安28香港ドルですし、スターバックスは30%の学割が受けられます。

デリバリーであれば、フードパンダやデリバルーが活躍しています。

 

最後に衣服やその他のお買い物ですが、私はユニクロしかいきませんが、生活必需品からハイブランドまで至る所に点在していますので問題はありません。但し、家電製品については個人商店のようなところしか見たことがないので、できる限り日本で揃えて行ったほうがいいです。

 

通学

第一ターム(8月〜10月)は、香港島の西側のCyberportというところにで授業を受けます。香港のシリコンバレーとも言える、多くのスタートアップやユニコーンが誕生する場所です。

Kennedy Townという駅まで行くと、無料シャトルバスが出ているのでそれに乗って15分程度で着きます。


第二ターム(10月〜12月)はAdmiralty駅から直結しているTownCenterというところにHKUのキャンパスがあります。MTR(地下鉄)でのアクセスがとても良いです。

香港の公共交通機関はとても安くMTRやバス・タクシーなど、日本の半値程度で利用できると思います。

また、OctopusカードというSuicaのようなカードを使えば、交通機関のみならず多くの飲食店や売店で利用することもできるので大変便利です。その他、Alipayなどの決済サービスも殆どの場所で利用できます。

 

レジャー・観光

12月半ばに授業が一旦終わったのでまとめて観光してきました。

なんと言っても香港は一番寒いと言われる12月〜2月頃であってもパーカーを羽織れば外出できるほど温暖です。海や山には12月でも多くの観光客が訪れます。

私は海や山がもともと好きなのですが、特に島めぐりがとても楽しかったです。香港島から日帰りできる島が多いのでとてもおすすめです。フェリーも先ほどのOCTOPUSカードを使って数百円程度で往復できますし、夜遅くまで運行しているので時間を気にする必要もありません。

特に、Cheung Chau(長州島)という島は年中活気があってとても面白いです。家賃相場は香港島より何倍も安く毎日1万人ほどの観光客が訪れるそうで、飲食経営をしてみるのも面白そうです。私のYoutubeでも紹介していますので良ければご覧ください。↓

 

 

アウトドア以外でも美術館や科学館は基本学生無料ですし、Wan Chai駅から直結している展示場は常にイベントをやっています。

特に毎年10月に開催される香港エレクトロニクスフェア、香港グローバルソース、香港メガショーあたりが有名です。アジアとの貿易を考えている方は是非行ってみましょう。

 

保険

日本の保険会社は高いので、私はクレジットカードについている海外保険を使っています。JALカードや楽天カードには自動付帯の海外保険がついているはずなので、海外に渡航した時点で3ヶ月保険適用になります。

3ヶ月以降の3ヶ月は、利用付帯付きの三井住友VISAカードを使っています。海外の公共交通機関で使用すれば適用開始になります。Alipayなどに自分のクレカを登録してMTRで利用すればOKです。

これで海外旅行保険は無料で利用できます。

半年以内に日本に帰れる前提ならこれで十分ですが、今はコロナ禍で難しいので、不安な方は追加でもう1枚か2枚利用付帯付きのクレカを作っておくと良いです。

カードの種類がとても多いので悩みますが、年会費無料で日本よく使うサービスと連携していると帰国後も使えていいと思います。

 

送金

最後にお金ですが、私は現地に現金を持っていきませんでした。

隔離期間中は全てフードパンダでデリバリーしていましたし、隔離後もクレジットカードのキャッシング機能で1000香港ドルまで銀行ATMで引き出せます。手数料は数百円程度です。

その後、現地でHSBCカードを作り日本から送金しました。送金のお勧めは楽天銀行ワイズです。ワイズは送金額により手数料が変わりますが、楽天銀行は一律1750円です。これがメガバンクだと手続きが煩雑な上、6000円かかります。

現地では殆どAlipayが使えますし、最近は円安なので家賃が払える程度送っておけば良いと思います。

 

さいごに

香港への渡航は初めてなのですが、治安の良さや日本の文化が浸透していることもあってすぐに慣れることができました。

MBAは最初の3ヶ月くらい本当に忙しいので、寝る間も無く自分の部屋に缶詰状態になりますが、第二タームあたりから割と自分の時間をコントロールしてエンジョイできるようになります。

他にも気になることがありましたらお気軽にお問合せください。

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